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まえがき

 私たちは、新型コロナウイルス感染症が少しずつ収束していく中、昨年10月22日「第43回定期大会」を執り行い、2023年度活動計画を確認しました。
大会ではファッション労連設立以来、初の女性会長「榮留 由美会長」を選出し、新たなスローガン「明るく元気にみんなが参画!力をひとつに!」のもと活動を展開してまいりました。

 2023年度を振り返りますと、年度が変わってすぐに急激な為替変動や原燃料高騰など私たちの生活に直結する様々な物価上昇が続く中、上部団体と共に賃上げ方針の検討に入りました。
 そして本年2月には「第38回中央委員会」を執り行い、2023年度労働条件闘争方針を決定し、組合員の暮らしを守るため、果敢に要求・交渉に取り組みました。
結果として労組ごとに格差はあるものの全体の賃上げとしては高い水準の妥結であると評価し、中には近年にない賃上げを勝ち取った労組もありました。
これを単年度で終わらせず持続的に賃上げをしていくためには私たちの頑張りと併せて、適正価格での取引なども不可欠であり、上部団体であるUAゼンセンと共に今後も取り組みを進めていく必要があります。

 この1年、およそ3年半続いた新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、対策や制限が緩和されたことにより、職場、組合、家庭でも対面による直接対話が増え、以前の活動が少しずつ戻ってきました。
ファッション労連でも参議院会館において「かわい議員・田村議員」を迎え、「合同業種会議・国会見学」を開催するなどイベントや会合の機会を増やしていくことが出来ました。
 加盟組合でも対面での定期大会や執行委員会なども開催され、日常が戻りつつあると実感できる年度となりました。

 ファッション労連の組織現勢は、2023年6月末現在22組合2,530名です。組合員数は昨年より144名の減となりました。
 依然として、労連加盟組合の半数以上の組合で企業内組織率が50%を割る状況です。このような現状から「仲間を増やす活動」として契約社員、FA、パート等の従業員約3,000名の組合員化の実現は過去来から必須の課題となっています。私たちは法的根拠のある過半数労働者からなる労働組合の実現に向けて積極的に組織拡大を進めることが今期も重要な活動項目です。
 組合活動の原点は励まし合い、支え合うことです。ファッション労連に集う仲間一人ひとりの思いを受け止めて、来期もより良い活動に取り組まなければなりません。
来期も明るく元気にみんなで取り組みましょう!

 上述のような状況の中、新しい年度を迎えるわけですが、この1年間の組合員各位のご協力に感謝申し上げ、以下2023年度の活動報告といたします。