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まえがき

 私たちは、昨年10月19日「第45回定期大会」を執り行い、2025年度活動計画を確認し、スローガン「新たなステージへ 力を合わせ果敢に挑もう!」のもと活動を展開してまいりました。 

 2025年度を振り返りますと、2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は収束せず、また中東ではイスラエルとパレスチナの対立も激化し、現在も悲しい現実が世界を席巻しています。日本国では、2024年10月に衆議院議員選挙が施行され、自公政権を少数与党に追い込み、国会審議の環境を大きく変えました。また今夏に行われた参議院議員選挙でも、野党が過半数を占める状態となり、働くもの、生活者のための政策を実現する政権の姿を描ける状況となりつつあります。 私たちが支援したUAゼンセン組織内候補者である「田村 まみ」を連合推薦候補(比例代表)の中で最高の得票で送り出すことができました。ご協力いただいた仲間の皆さんとともに喜び合いたいと思います。

  本年2月には「第40回中央委員会」を執り行い、2025度労働条件闘争方針を決定し、賃金と物価の好循環を定着させるとともに、実質賃金の引上げを目指し、果敢に要求・交渉に取り組みました。 結果として労組ごとに格差はあるものの全体の賃上げとしては高い水準の妥結であると評価し、中には近年にない賃上げを勝ち取った労組もありました。 一方で、会社の法的整理を申請した「大賀本社社員組合」は新しいスポンサー企業が決定しましたが、組合員減少により組織運営が不可能となり、3月31日をもって組合を解散しました。また自主再建による弁済を実施していました「丸光ユニオン」も新たなスポンサーが決定し、大阪地方裁判所から8月19日をもって更生手続終結決定をいただき、新しい事業会社としてスタートすることができました。 企業の成長なくして労働条件の維持向上は困難です。私たちは職場で働く仲間一人ひとりが最大限能力を発揮できる職場環境を創り上げることが労働組合の役割であると再認識することが必要です。 ファッション労連の組織現勢は、2025年6月末現在21組合2,348名です。 組合員数は昨年より141名の減となりました。 組合活動の原点は励まし合い、支え合うことです。ファッション労連に集う仲間一人ひとりの思いを受け止めて、来期もより良い活動に取り組まなければなりません。 来期も明るく元気に力を合わせてすべての活動に果敢に取り組みましょう! 上述のような状況の中、新しい年度を迎えるわけですが、この1年間の組合員各位のご協力に感謝申し上げ、以下2025年度の活動報告といたします。