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まえがき

 私たちは、昨年10月21日「第44回定期大会」を執り行い、2024年度活動計画を確認し、スローガン「明るく元気にみんなが参画!力をひとつに!」のもと活動を展開してまいりました。

  2024年度を振り返りますと、1月1日に能登半島を襲った震度7の地震は、揺れによる家屋の倒壊のみならず、土砂崩れや津波、大規模な火災をともなうこととなり、200名以上が死亡するという大災害となりました。お亡くなりになりました方々のご冥福をお祈りし、被災されました方々にお見舞いを申し上げます。またこの間、被災地の復旧に尽力されたすべての皆さまに敬意を表します。私たちファッション労連も上部団体のUAゼンセンの仲間と共に募金活動に取り組んでまいりました。
 毎年のように私たちを襲う自然災害に備えるべく、上部団体や友好団体と共に共済活動について知識を深め、組合員一人ひとりに浸透させることが必要です。

 本年2月に「第39回中央委員会」を執り行い、2024度労働条件闘争方針を決定し、賃金と物価の好循環を定着させるとともに、実質賃金の引上げを目指し、果敢に要求・交渉に取り組みました。
結果として労組ごとに格差はあるものの全体の賃上げとしては高い水準の妥結であると評価し、中には近年にない賃上げを勝ち取った労組もありました。
 一方で、企業業績の回復が見込めず、会社の法的整理を申請した加盟組合企業も残念ながらありました。
企業の成長なくして労働条件の維持向上は困難です。私たちは職場で働く仲間一人ひとりが最大限能力を発揮できる職場環境を創り上げることが労働組合の役割であると再認識することが必要です。

 ファッション労連の組織現勢は、2024年6月末現在22組合2,489名です。
 組合員数は昨年より41名の減となりました。
 依然として、労連加盟組合の半数近くの組合で企業内組織率が50%を割る状況です。このような現状から「仲間を増やす活動」として契約社員、FA、パート等の従業員約3,000名の組合員化の実現は過去来から必須の課題となっています。私たちは法的根拠のある過半数労働者からなる労働組合の実現に向けて積極的に組織拡大を進めることが今期も重要な活動項目です。
 組合活動の原点は励まし合い、支え合うことです。ファッション労連に集う仲間一人ひとりの思いを受け止めて、来期もより良い活動に取り組まなければなりません。
来期も明るく元気に力を合わせてみんなで取り組みましょう!

 上述のような状況の中、新しい年度を迎えるわけですが、この1年間の組合員各位のご協力に感謝申し上げ、以下2024年度の活動報告といたします。